MAISON&OBJET2010

  世界最高峰のインテリア見本市 メゾン・エ・オブジェへ伊勢型紙を出展


     

 外国からの大切なお客様の迎賓や海外に向けた観光PR等で、日本の代表的な文化である

着物を着た女性がおもてなしする姿が目にされますが、その着物の美しい柄や模様は、「伊勢

型紙」から生まれることをご存じでしょうか?

 「伊勢型紙」は、着物の生地に小紋、友禅、ゆかたなどの柄や模様を染めるのに使われる用

具で、昭和58年に通商産業大臣の「伝統的工芸用具」の指定を受け、三重県鈴鹿市の伝統

産業として大切に育まれてきました。

 狩野吉信の職人尽絵に型紙を使う染職人が描かれていることから、室町時代末期には「伊

勢型紙」が存在していたと言われていますが、江戸時代になると紀州藩の保護を受けて鈴鹿

市の白子と寺家を中心に飛躍的な発展を遂げ、全国の生産量の99%を占めるに至りました。

 しかし生活様式の洋風化が進み、着物を着る人が少なくなるにつれて「伊勢型紙」の需要も

減少し、近年では職人の高齢化や後継者不足も相俟って、その存続が危惧されるようになっ

てきました。

 このような中、日本文化を代表する着物のデザインを支えてきた”和のデザインの原点”であ

る「伊勢型紙」を末永く後世に伝えようと、(株)オコシ型紙商店が、鈴鹿商工会議所 SUZUKA

産学官交流会、三重県、鈴鹿市、伊勢型紙協同組合、日本貿易振興機構等の支援を受け、2

010年1月22日〜26日、フランスのパリで開催された世界最高のインテリア見本市「メゾン・

エ・オブジェ」に出展しました。


■メゾン・エ・オブジェとは

 当展示会は、非常に厳しい審査をパスしなければならない格式高い見本市で、出展できるこ

と自体がステータスとなっていますが、(株)オコシ型紙商店は、その中でも看板ホールである

「プロジェ projets」への出展が許可されました。これは同社にとって大変名誉なことであると共

に、「伊勢型紙」が世界的に高い評価を受けた証でもありました。

 名 称 : MAISON&OBJET2010(メゾン・エ・オブジェ2010年1月展)

 会 場 : フランス パリ パリノール・ヴィルパント見本市会場

 業 種 : 室内装飾(インテリア)・ギフト用品など

 主 催 : SAFI(サフィ)


■伊勢型紙の幻想的な和の世界”影と光”を表現

 「伊勢型紙」の美しさ。それは絵画や染物などには見られない、職人の手で彫られた繊細な図

柄から映し出される”影と光”にあります。

 メゾン・エ・オブジェでは、この”影と光”をテーマに、「老松と鷹」、「般若心経の経文」などの紋様

を取り込んだ「伊勢型紙」の後ろから柔らかい光をあて、白い壁に幻想的な影を映し出して、「伊

勢型紙」の美しさをより強くアピールしました。(上記の写真参照)

 またこの演出は、訪問いただいた各国のデザイナーに、投影された影から「伊勢型紙」のデザイ

ンを家具や建築物に取り込んだイメージを自由に想像していただこうという新しいアプローチでもあ

ります。

 展示会3日目になると訪問者の数が減るブースが多い中、(株)オコシ型紙商店のブースにはコ

ンスタントに訪問者があり、殆どの方から「伊勢型紙」のデザインについて非常に高い評価が得ら

れました。まさに「伊勢型紙」が世界に誇れる本物の日本文化であることが確信された5日間でし

た。

 ※詳細は、(株)オコシ型紙商店のホームページへ ⇒ ここをクリック